オーナーの引き出し        第27回

「G」ファンは多いと言われている。と、同時にアンチ「G」の人もたくさん居る。
味方が多けりゃ敵も多いのは当たり前の事だ。誰からも愛されるチームってのは・・・多分ありえないでしょうねぃ。
おひラもどちらかと言われりゃ「アンチ」の方に入るのかもしれない。
だがだが・・待てよ???どうして野球を見始めて5,6年しか経たないおひラが、どうしてそうなってしまったのか?
親父はGファンだから、家庭環境としては「G」ファンでもおかしく無い訳なのですが、小さい頃はドコのチームに誰が居る・・・なんてのは知らないし、ライオンズファンになってからだってオープン戦、日本シリーズ以外で戦う事のないこのチームに嫌悪感を抱くキッカケは
「一体、なんだったんだ???」
色んな理由の人がいると思うので、必ず「こうだ!」ってのはないと思うけど・・・友人のGファンが嫌いだったりする訳でもないし、(嫌いなヤツはGファンじゃなくても嫌いなのです・・・)、親父が嫌いな訳でも無いし・・・
考えてみたら選手が嫌いな訳でもない。(嫌いな選手はコレマタGじゃなくても嫌いなのです)
じゃあ何で・・・??って聞かれると、やはり「球団の方針」みたいなモノなんだと思う。そうだ!これが嫌いなんじゃないか!!
FAが導入されるようになり、金が積める球団に『今までどこかの球団でヒーローだった選手』が動き出した。
他の球団のファンから見れば「取られた」様な気がするのは当然。
しかも、ある球団から一人入団しました。・・なら、ある球団のファンが「アンチ」になるだけで済むのかもしれないが、1シーズンオフに何人かが移籍したりする。野球を知らない人だって「名前位は知っている」スター選手が移籍したとなると、当然大ニュース。
関係無くたって、関心が無くたって耳には入ってくるわけで・・・。
欲しがっている球団が幾つか有っても、結局「G」が持ってっちゃったりすると「またかよ〜」って事になるんですよねぃ。
それが何年も蓄積してきた結果が「アンチG」の増加に繋がってると思う。
選手やファンが嫌いな訳じゃないんでふ(嫌いな人もいるかもしらんけど)。 結局行き着くトコは「読売巨人軍のフロントの方針」が嫌いなんだよね。って事。
GのOBの方々の中にも「今のGの方針」に対し意見を述べている方もいるし、長年Gファンだった人が「もうファンやめる」と言ってたりする。
今のGには生え抜きの選手も居るのに、他球団ファンから見れば「寄せ集め」の印象の方が強い。
一人一人の選手が凄いはずの打線も「金でかき集めた打線」という事の方にスポットライトが当たってしまう。
自ら移籍したした選手は「覚悟」出来てるだろうけど、色々な経緯でプロ野球選手になりたいという気持ちで「G」に入った選手は可哀想な気さえするなぁ。
「基本は育てる」と球団が方針を変えるだけで嫌悪感が減るファンは結構いると思うのですが・・・。
これで「プロ野球」に対しての嫌悪感や偏見まで減らせる可能性さえあると思うのでふ。


どこの球団でもそうだけど、ファンの意見と言うのを、もっとダイレクトに言えて、考えてくれる機関や部門が有っていいと思う。(有るのか?)
全部を鵜呑みにする事はないし、時には面倒くさい意見も来るんだろうけど、
その中には客足を伸ばせるキッカケになる意見や、ファンを増やしたり、ファンや選手にまで喜んでもらえる意見なんかがあるかもしれない。 こういうことを真面目に、寝ずに考えてるファンは意外といるはずですよ!
「アンチ○○」が「アンチプロ野球」にならない内に・・・
何とかならないもんでしょうかね・・・??

2004年2月22日 記