オーナーの引き出し        第30回

オープン戦も終わり・・・。このオープン戦最後の2試合はホントに良かった!
ユニフォームも新しくなり、いよいよ新生ライオンズの船出の時がやってきました。
正直、オープン戦を見ていて、色々不安になった事も多く、それはきっと、皆さん・・・一緒ですよね??
もし、違うよっ!って人が居たら、おひラの寝言だと思っておいてくだせいm(__)m

稼頭央君が大リーグへ去り、伊東選手が監督になり、・・そのあげく、カブ様が骨折・・・。
オープン戦ではピッチャー陣がメタメタにやられたり、野手陣の不調がさらけ出され・・・若返りを余儀なくされた我等がライオンズは非常に苦しい状態にありました。
ライオンズファンにはお馴染みでも、ちょっと野球を知っている程度の人から見れば「2軍じゃねぇの?」と言われかねないメンバーがほとんど・・・。当球場でも若干の物議?!を呼ぶ選手もファンも監督もイライラしている状態は、ここ何年かにはありえない『ライオンズ』を見ました。
仕事場でPCを開き、スコアを覗くのも怖い日・・・『うわっ?なんじゃこりゃぁ?』なんて、悪い目こすって確認しちゃう事もありました。
たかがオープン戦・・されどオープン戦・・・。日、一日と近づく開幕日・・・
わくわく以上の不安に襲われてしまうおひラ・・・。Lファンである事を知る職場や身内の人間にも気を使われてしまう始末だったのでふ。「いやぁ・・こりゃ参ったね(>_<)」

でも、良く考えると、これが「応援」というものかもしれませぬ。おひラは幸か不幸か・・明らかに不幸ですが、ライオンズの日本一を知りません。と、同時にあまりにも弱いライオンズも知らないのは幸なのかもしれませんが・・・。
だから、『有る程度出来上がった』ライオンズしか知らないのです。これは若いファンの方も一緒かも知れませんねぃ。
万年Aクラスを約束された気で、ちょっとあぐらをかいた状態が有ったかもしれない・・・のでふ。
これは某所でも書き込みしたのですが、
我等がライオンズは「強さを買う」事や「強い事が当たり前」ではなく「作り上げて行く強さ」を選びました。これを良しとする人も、悪しきと思う人も居るかもしれません。
お金をかければビックリするほどの補強も出来ますし、全てを万全に・・と優勝だけを考えれば即戦力バリバリのルーキーをどうにかして入団させる手も有ったと思います。
でも、基本的には今まで有る戦力を軸に戦う事を決めた・・・。のは、それぞれの思いはどうあれ立派な事なんではないかな・・と。おひラは思います。
オーナーは「伊東監督に長期政権で強いチームを作り上げて欲しい」と言っていました。
そして、今年のキャッチフレーズは「’04 挑戦 はじまる。」なのです。
出来上がった物から作るのはとても大変な事で、要と言われるポジションが図らずも抜けてしまった今年・・・必然的にゼロからの出発になった訳ですが、ゼロと言ったって、ライオンズには育ち始めた芽があるじゃないっすか。
これぞ、応援のしがいがあるってもんかなぁ。っと思ったりして・・・。
きっと、選手が種で、監督が空(太陽)で、コーチが耕し、試合や出場という水をあげ・・・ファンは肥料みたいなものかもしれませんねぃ。
(ちょっと自意識過剰?)
チームが育つ為にはどれも無くてはなりませぬ。種だって育つ気がなければ実りは多くないでしょう。

今年、優勝できるのか?それは全くどのチームも分かりません。
そういう中、ライオンズが優勝出来ないとは、全く思っていないし、思いたくはありませぬ。
ただ、大きな実りが今年になるという確証はいつだって無いのです。
風雨に耐え、外敵からの攻撃に耐えうる強いチームが出来上がる為には、それなりの時間と、ちょっとした我慢も必要かもしれません。肥料としては、どんな時にも「声援」という栄養を注ぎこみたいと勝手に思っています。
ちょっと辛口になることもあるかもしれないですが・・・
大きな実りの為に
皆さん!一緒に応援しましょう!


2004年 3月23日 記