オーナーの引き出し        第46回

パ・リーグが長年要求、提案してきた交流戦は昨年の大きな球界の大波と選手やファンの気持ちを受けてセからはしぶしぶであったと思いますが、とにかく実現。
新しい形の36試合が今年から導入されて、約1ヶ月半の期間を終了しました
試合の状況は思わぬ結果を呼んでいるチームあり、まぁま妥当でしょうというチームあり。
なにもかもが「成功」と言えるかどうかはわからないけど、効果を生んでいることは確かだと思いまふ。特に「パ」にとっては「露出の大きさ」は多大でしょう。
ライオンズで言えば中村剛也選手が一気に名を売って「おかわり」も有名になりました。ライオンズファンはほとんど彼が「おかわり」と言う言葉を愛している事を知っていたわけですが、タイミングとHR率の高さ、そして愛嬌のある忘れられない容姿も手伝って中継でも「おかわり」という言葉が連呼されます。今まで彼を知らなかった知人にも「すごいね、おかわり君!」といわれる事も多くなりまして球団ではおかわりグッズも販売開始。
剛也君の場合、交流戦直前からチーム事情を含めスタメンに名を連ねる機会が増えた選手なのでイイ形で風がふいたのだと思う。
これが交流戦じゃなかったら、スポーツニュースで「おかわり」が連呼されても、きっとここまでは知られなかったんじゃないかな。
おひラはそれなりに楽しんで見ましたが、「ちょっと長いんじゃないか・・・」という話もちょこちょこ聞きました。
この時期に一気に36試合・・・これはこれで理由もあるのでしょう。開幕から少し経ち、GWも終わり、夏休みの前で、おそらく動員的にも試合的にもちょっと中だるむかな・・・という時期。DHやら予告先発がないやら・・パの場合は試合の仕方も違ってくるのでまとめてやってしまうのも悪くは無い。順位もつけるんだし・・・。オールスター前に・・というのもあるでしょう。
だけど、半分づつに分けてもいいかな・・・とも思う。36試合の間、同一リーグ内の戦いが無いと、自力でリーグ戦のゲーム差を縮めたり突き放したりすることは出来ない。そして、この時期に調子を上げた選手はいいとしても、ちょっとした怪我やなんかが交流戦の時期にハマってしまった選手はちょっと可哀想だ。
だからと言って何時ならどう・・・ってのは難しい所なんだけど、単純に考えれば交流戦を1カードづつ一まわしして、リーグ戦を1カードづつ一まわしして、また交流戦を一カードづつ・・・というのがあんまり不公平感を感じないで済むかなってところ。
いつやったから結果がどう響いてくるか・・ってのは変わるもんだかどうかはわからないけど、1ヶ月半の間、リーグ戦がないことも何だか寂しいところ・・・。
今年初めての事だから「やったからいい」じゃなくて、「よりよくする為に」というのをファンに対するリサーチも含めて考えていって欲しいですねぃ。

それにしても・・・・実況や解説ってチャンネルによって随分違う物なんですねぃ。
いつもTV解説とタイムリーに見れればラジオも併用とかなんです。スカパーとラジオでは特に若干の時差が生じるし、ライオンズの場合はラジオらしい情報とスカパーらしい情報があるので欲張ってしまう。
普段はパ対戦しか見ないので、慣れているせいか、贔屓や解説者の性格がチャンネルの特色になっているのはたまに耳障りな事もあるけど、大きく贔屓しても状況やなんかがちゃんとわかる様にしてくれてればよし。
別に主催チーム贔屓とかはお互い「しょうがね〜なぁ」ってとこ、あるんだけど、とあるチャンネルがぐだんぐだんだったのにはビックリしました。
う〜ん、あれはどうなんでしょ??途中から完全に音声を消しましたよ^_^; 解説者はそれなりの人でしたが、実況アナウンサーが居らず、司会の人みたいな何だかワカラナイ位置の人がいてしゃべってる・・・・野球を見ているというより、初めて野球を見る人にビデオ見ながらみんなで説明してるみたいな・・・・かといって初心者に優しいという感じでもなくぅ・・・・。辟易してしまった(^_^;)
理路整然としすぎてつまらないのもイヤだけど、あんまりとっちらかってるのもどうかと。
色々と趣向をこらすのは悪いことじゃない。野球を見ない人が見たときに「ちょっと見てみようかな・・・」と思わせるのは大事な事かもしれないけど、それなら野球の事はそれなりにわかってて、「このチームのファンだから・・・」とか、せいぜい「全然違うチームのファンとして有名だけど、そのチームのファンからみた両者の戦い方」とか・・・何かあるだろうになぁ。
まぁ、どこかのTVで女子高生に野球用語の意味(三冠王の三冠の項目は何かとか)を聞いたらほとんどが当てられなかった(何年か前までおひラもその中の一人だったけど・・・xxx)から、手取り足取り親切な解説ってのも大切だとは思うんですけどねぃ。

まぁ、そんな新しい発見も含め、交流戦は面白かったでふ。
個人的な反省と希望は「もうちょっと球場に行きたかったなぁ」ってこと。来年はもうちょっと時間がとれてやはり対1チーム1試合くらいは見に行かれるのが理想かな。

2005年6月25日 記