引退・・・      <伊東選手・・・22年間本当にお疲れ様でした>

特別編・・・・写真日記をお楽しみください(重くても・・・ピンボケでもm(__)m我慢してくださいな)

2003年9月27日
ついに「この日」がやってきてしまいました。
空は秋晴れ。我が家が出発したのは朝の7:15
伊東選手、現役最後の試合・・・
まだ実感がわかなかったのですが、とにかくライオンズにとってとても重要で・・・有る意味節目の時が刻一刻と迫っているのです。
とにかく球場で「お疲れ様を言わなければ・・・
球場に着いたのは8:30頃・・・
写真には写ってませんが、一塁側から売店の方に向って(3塁側入り口前を通って)大事な日を見るべく、早くから待っているお客さんの列が伸びています。
開門予定1時間前・・・結構な人が集まってきました。球場前の列から分断されて2列目がカブレラ地蔵前から作られました。この2列目の前の方におひラとツリャは遠足シートを敷いて待っていました。
さあ、開門です。予定より15分ほど早く球場への入り口が開かれました。
先着1万人に伊東選手の色紙(印刷ですが)が配られました。(一番下の写真)おひラとツリャも色紙とプレゼントの券(757と765番でした)を貰い席とり。
今日は内野自由の半分から下に座りました。(いつもは灰皿に近い上の方に座ります)
 
牛の練習が終わりライオンズの選手たちがグランドへ。
まだ、実感がわかず・・・選手達もリラックスしながら練習していました。
(左=若手のかたまり
 右=カブ様??いいえ、子カブ様です。)
 
基礎練習とでも言うのでしょうか??
若手選手の練習は和やか・・・。
(左=ゴトタケ
 右=水田君)
試合開始1時間前の1塁側客席
松坂君のピッチング・・・そして伊東選手の最後の勇姿をひと目・・・というお客さんが沢山!通路にまで人があふれています。
本拠地西武ドーム最後の試合。
絶対勝ってくれ〜!
勝って伊東選手を気持ちよく送り出してやって欲しい。
(左=キャッチボールに出てきたゲッチュ
 右=ンでもってベンちゃん)
  
多分伊東選手とは今、一番長くやってるんでは??そして伊東選手とは3年間の未来の大物?!
(左=守備の職人上田選手
 右=なかじ)
 
そして伊東選手がグランドに姿を現しました。でも・・・何も声をかけられませんでした。何ていったらいいのか・・・選手の姿は今日で見納め。
(左=稼頭央君と伊東選手
 右=キャッチボールにはげむ伊東選手)
 
球場内の至るところに伊東選手への感謝を形、言葉にしたボードが出ていました。
これで伊東選手の偉大さが良くわかります。大きなボード、小さなボード・・・どれも伊東選手への気持ちを届けようと一生懸命作られています。
最後のスタメン・・・
このボードに伊東選手の名が並ぶのはこれが最後・・・。応援団からもいつも以上に大きなコール。
試合中の写真は残念ながらxxxm(__)m
始球式は伊東選手のお子さん、伊東慶久君でした。バウンドしてしまいましたがナカナカGOOD!さすが野球選手のお子様!!
伊東選手の最後の打球は2ndゴロ・・・・。でも、生涯忘れられないセカンドゴロになったことでしょう。

試合のすぐ後に本拠地最後の「今シーズン終了セレモニー」
伊原監督からのお言葉と、選手によるサインボールの投げ入れが行われました。
我が家の収穫は0・・・だって・・・飛んでもこなかったよ・・・xxx。
とうとう最後の時がやってきました。
伊東選手がマイクの前に立つとおひラはもう駄目でした。
「完全に燃え尽きました」
この言葉が悔いなき伊東選手の選手人生のすべてを物語っています。
精一杯精進された22年・・・。最後の挨拶です。

最後の挨拶全文は一番下
選手会長の和田選手から花束が送られました。
捕手として入団した和田選手にとって伊東選手の存在は偉大なる師であり、ライバルであったのでしょう。選手会長・・・というだけでなく、代表して花束を贈るのにはふさわしいと思いました。
同じチームを盛り上げてきた2人の熱いつながり・・・
伊東選手は始めてお客さんにもはっきりと見える涙を流しました。
2人のお子さんからも花束が贈られます。
お父さんも・・・子供達も熱い涙を流していました。
本当に最後です。
グランドをゆっくりとまわり、ファンへの挨拶。
色とりどりのテープが投げられ、ファンが最後を惜しみました。おひラとツリャも「ご苦労様」の気持ちをこめ、青と白のテープを投げ入れました。
近鉄サイドから(3塁側)伊東選手の応援歌が流れ、ライオンズファンもその気持ちをありがたく受けました。
誰、一人として帰る人はいませんでした。
誰彼ともなく駆け寄るライオンズの選手たち。
選手として、最後の胴上げです。
伊東選手の体が5回、宙に舞いました。
伊東選手から感謝の気持ちとして、ご両親に花束が贈られました。色紙にも書かれている
『感謝』
この気持ちがシッカリ現われたセレモニーでした。
この後、ファンの伊東コールの中
伊東選手は一人でウイニングロードを登り、最後に深々と球場、ファンに頭を下げて選手としての使命を終わらせました。
22年間という長い月日をライオンズと共に歩んできた伊東選手。
ファンにとっても、プロ野球にとっても伊東選手の勇姿と功績は永遠に残る事でしょう。
本当にお疲れ様。
そして最後まで感動をありがとうございました。

色紙に書かれた『感謝』
ファンはあなたにその言葉を贈ります。
西武ライオンズ・・・永遠の27番
伊東選手最後の挨拶(全文)
22年前に、期待と、不安で、このライオンズに入団しまして
無事に、今日、旅立つ日を迎えることが出来ました。

22年間、長い間、ファンの皆様のご声援のおかげで、この所沢の地で、大好きな野球ができた私は
本当に、本当に、幸せ者でした。 ありがとうございました。

ここ数年、消えかかる灯を、何とか、消さずに、気力でカバーしてまいりましたが
今日、この日をもちまして、伊東 勤、完全に燃え尽きました。

野球人生に、悔いはございません。
これから、沢山の思い出を、宝に、第二の人生に旅立ちます。

最後になりましたが
西武ライオンズ球団はじめ、選手のみなさん、感謝します。
今まで、ずっと応援してくれたファンのみなさん、感謝します。
友人に、感謝します。
家族、両親に、感謝します。
そして、そして、伊東 勤に、感謝します。

本当に、本当に、長い間、ご声援
ありがとうございました。

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